発足直後から「迷走する」石破政権の前途
頼みの綱の内閣支持率が「低いまま」総選挙に突入
2024年10月15日号
「納得と共感内閣」を謳い、石破茂政権が始動した。自民党の面々から「選挙の顔」を期待された船出だった。それが報道各社の世論調査による内閣支持率は40〜50%台と不発に。早期に衆院を解散するなど党総裁選での発言を翻す「変節」が批判を浴び、のっけから躓いた格好だ。自民党長老たちの綱引きの末、消去法で誕生した政権の基盤は脆い。
「(自民)党(の有力者)は皆、早期解散論なんだよなぁ」
9月30日午後、石破氏は側近らにため息を交じえ釈明していた。
この日石破氏は首班指名される前にもかかわらず「できる限り早期に国民の審判を受けることが重要だ」と述べ、10月27日投開票という衆院選日程を表明した。石破氏は自民党総裁選中、「有権者に判断材料を提供する必要がある」と早期解散を否定していた。国民の多くは「掌返し」と受け止め、野党も一...
「納得と共感内閣」を謳い、石破茂政権が始動した。自民党の面々から「選挙の顔」を期待された船出だった。それが報道各社の世論調査による内閣支持率は40〜50%台と不発に。早期に衆院を解散するなど党総裁選での発言を翻す「変節」が批判を浴び、のっけから躓いた格好だ。自民党長老たちの綱引きの末、消去法で誕生した政権の基盤は脆い。
「(自民)党(の有力者)は皆、早期解散論なんだよなぁ」
9月30日午後、石破氏は側近らにため息を交じえ釈明していた。
この日石破氏は首班指名される前にもかかわらず「できる限り早期に国民の審判を受けることが重要だ」と述べ、10月27日投開票という衆院選日程を表明した。石破氏は自民党総裁選中、「有権者に判断材料を提供する必要がある」と早期解散を否定していた。国民の多くは「掌返し」と受け止め、野党も一斉に
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