薬のおカネを議論しよう
医療機器マネーデータベース公開で見えるもの
第123回
医療ガバナンス研究所医師 尾崎章彦
2024年10月15日号
医療ガバナンス研究所は10月1日、医療機器マネーデータベースを立ち上げた(https://yenfordocs.jp/me)。データベースでは、19年度に医療機器企業から支払われた謝金や寄付金について、医療者や医療機関・学会ごとに確認することができる。
公開を開始した理由は、医療機器業界で不祥事が相次いでいるからだ。10月6日には、データベースの公開を記念し、オンラインシンポジウムを開催した。
まず筆者が紹介したのが、医療機器マネーの規模感である。今回公開が開始された19年度、医療機器マネーの総額は373億円だった。コロナ禍で20年には263億円と低下し、22年時点でも330億円と新型コロナウイルス禍前に比較して少ないままである。ただ、懸念すべきは、個人に支払われた謝金が19年の52億円から22年の64億円に増加していることだ。
その理由を解明すべく...
医療ガバナンス研究所は10月1日、医療機器マネーデータベースを立ち上げた(https://yenfordocs.jp/me)。データベースでは、19年度に医療機器企業から支払われた謝金や寄付金について、医療者や医療機関・学会ごとに確認することができる。
公開を開始した理由は、医療機器業界で不祥事が相次いでいるからだ。10月6日には、データベースの公開を記念し、オンラインシンポジウムを開催した。
まず筆者が紹介したのが、医療機器マネーの規模感である。今回公開が開始された19年度、医療機器マネーの総額は373億円だった。コロナ禍で20年には263億円と低下し、22年時点でも330億円と新型コロナウイルス禍前に比較して少ないままである。ただ、懸念すべきは、個人に支払われた謝金が19年の52億円から22年の64億円に増加していることだ。
その理由を解明すべく、続
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録