薬価キーワード ざっくり解説!
【特別編その20】高額医薬品への対応
第50回 1500億円超は「事前検討」
2024年10月15日号
通常の薬価ルールは「こういう品目なら、こういった算定方法を用いる」というのが明確になっているが、「高額医薬品への対応」は性質が異なる。その内容を端的に表すと次のようになる。
「年間1500億円を超えると見込まれる品目は、中央社会保険医療協議会(中医協)で前もって薬価算定方法の議論を行う」
このルールができたのは22年度。21年に成立した「全世代型社会保障構築法案」の附帯決議で「近年増加する高額医薬品・医療機器について、将来の医療保険財政に与える影響を早期に検証し、適切な評価の在り方を検討する」と示されたことがきっかけだ。
もっとも「ルールのようで、ルールでない」側面も持つ。というのは、通常の薬価算定を行う前に「中医協で事前検討」と定めているだけなので、どういった議論が行われるかは、その品目ごとに異なり、予見...
通常の薬価ルールは「こういう品目なら、こういった算定方法を用いる」というのが明確になっているが、「高額医薬品への対応」は性質が異なる。その内容を端的に表すと次のようになる。
「年間1500億円を超えると見込まれる品目は、中央社会保険医療協議会(中医協)で前もって薬価算定方法の議論を行う」
このルールができたのは22年度。21年に成立した「全世代型社会保障構築法案」の附帯決議で「近年増加する高額医薬品・医療機器について、将来の医療保険財政に与える影響を早期に検証し、適切な評価の在り方を検討する」と示されたことがきっかけだ。
もっとも「ルールのようで、ルールでない」側面も持つ。というのは、通常の薬価算定を行う前に「中医協で事前検討」と定めているだけなので、どういった議論が行われるかは、その品目ごとに異なり、予見性
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