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平時医療体制の破綻に備える〜電光石火こそ最良の有事医療〜

日本に必要な戦闘外傷救護教育⑦

第206回 恐るべき露華鮮の最新化学兵器 価値観共有の致命的な落とし穴

埼玉県国民保護協議会委員 照井資規

2024年10月15日号

 91年12月のソ連崩壊以降、世界は3つの価値観を共有しているものとして、西側諸国は軍縮に励んできたが、22年2月のロシアのウクライナ侵攻により、それが致命的であったことを思い知らされた。  共有していたはずの3つの価値観は次のようなものだ。 ①力による現状変更は起きない ②核兵器が使われることはない ③化学兵器が使われることはない  武力により他国の主権を侵害すれば、国際的な非難を受けて経済制裁により侵略国の国力は衰えると考えられてきたが、4〜6月のロシアの国内総生産は前年比4%増であり経済的には豊かになっている。北朝鮮も戦争特需で現役兵士の半分が栄養失調だった状態はすっかり過去のものとなった。戦争とは巨大な金儲けであることに世界は再び気付いたことだろう。  西側諸国が脱原発、軍縮に励むなかで、ロシア、...  91年12月のソ連崩壊以降、世界は3つの価値観を共有しているものとして、西側諸国は軍縮に励んできたが、22年2月のロシアのウクライナ侵攻により、それが致命的であったことを思い知らされた。  共有していたはずの3つの価値観は次のようなものだ。 ①力による現状変更は起きない ②核兵器が使われることはない ③化学兵器が使われることはない  武力により他国の主権を侵害すれば、国際的な非難を受けて経済制裁により侵略国の国力は衰えると考えられてきたが、4〜6月のロシアの国内総生産は前年比4%増であり経済的には豊かになっている。北朝鮮も戦争特需で現役兵士の半分が栄養失調だった状態はすっかり過去のものとなった。戦争とは巨大な金儲けであることに世界は再び気付いたことだろう。  西側諸国が脱原発、軍縮に励むなかで、ロシア、中

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