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NOTEBOOK-こぼれ話

首相秘書官人事に見る石破政権の姿

2024年10月15日号

 自民党総裁選での発言が二転三転し、与野党から集中砲火を浴びる石破茂首相。政権運営は10月27日の衆院選後となるが、そんな首相を支える秘書官が決まった。岸田文雄前首相が採用しなかった厚生労働省から官房審議官(総合政策担当)の熊木正人氏を登用した。元医政局総務課長だったことから日本医師会ともつながりはある。 一方、岸田首相時代に重用された財務省から主計局次長の中島朗洋氏が着任した。岸田首相は厚労省が一角を占めていた採用枠を破棄、財務省出身者を2人側に置いた。とくに厚労分野に精通した宇波弘貴氏や一松旬氏に少子化対策や新型コロナウイルス対策を担わせた。 医療・医薬品業界からすれば、診療報酬マイナス改定や薬価の毎年改定を強く主張する財務官僚が、首相の側近として振る舞われては手も出ない。岸田政権の社会保障政策は、少子化対策の財源を保険料に求め、新型コロ...  自民党総裁選での発言が二転三転し、与野党から集中砲火を浴びる石破茂首相。政権運営は10月27日の衆院選後となるが、そんな首相を支える秘書官が決まった。岸田文雄前首相が採用しなかった厚生労働省から官房審議官(総合政策担当)の熊木正人氏を登用した。元医政局総務課長だったことから日本医師会ともつながりはある。 一方、岸田首相時代に重用された財務省から主計局次長の中島朗洋氏が着任した。岸田首相は厚労省が一角を占めていた採用枠を破棄、財務省出身者を2人側に置いた。とくに厚労分野に精通した宇波弘貴氏や一松旬氏に少子化対策や新型コロナウイルス対策を担わせた。 医療・医薬品業界からすれば、診療報酬マイナス改定や薬価の毎年改定を強く主張する財務官僚が、首相の側近として振る舞われては手も出ない。岸田政権の社会保障政策は、少子化対策の財源を保険料に求め、新型コロナ

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