医薬経済オンライン

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米アマゾン「直販サービス」に慄く医薬品卸

ゴールドラッシュ「肥満症消費者」を掴みたい製薬企業

2024年11月1日号

「身体の中から肌を治すのを助けます。デュピクセント」 「潰瘍性大腸炎とクローン病を抑制する。リンヴォック」 「トレムフィアなら治せます」  どれもOTC薬ではなく、医療用の抗体製剤ばかり。こんなキャッチコピーがテレビCMとして番組の合間にしつこく流れるのだから、長旅で疲れていても飛び起きて見入ってしまう。消費者向け広告(DTC)が認められている数少ない国、米国でのカルチャーショックのひとつだ。  すでに患者が、一般消費財のように自ら治療薬を選ぶ「消費者」として捉えられているようにも見えるが、現在、製薬業界が期待を寄せる「抗肥満薬」の米国市場では、こうした流れがさらに加速するという。 「患者がもっと消費者になる」  米マイアミで10月15〜16日にかけて開かれた国際医薬品卸連盟(IFPW)の総会では、複数の登... 「身体の中から肌を治すのを助けます。デュピクセント」 「潰瘍性大腸炎とクローン病を抑制する。リンヴォック」 「トレムフィアなら治せます」  どれもOTC薬ではなく、医療用の抗体製剤ばかり。こんなキャッチコピーがテレビCMとして番組の合間にしつこく流れるのだから、長旅で疲れていても飛び起きて見入ってしまう。消費者向け広告(DTC)が認められている数少ない国、米国でのカルチャーショックのひとつだ。  すでに患者が、一般消費財のように自ら治療薬を選ぶ「消費者」として捉えられているようにも見えるが、現在、製薬業界が期待を寄せる「抗肥満薬」の米国市場では、こうした流れがさらに加速するという。 「患者がもっと消費者になる」  米マイアミで10月15〜16日にかけて開かれた国際医薬品卸連盟(IFPW)の総会では、複数の登壇者

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