医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

間違いなく広がる調剤「外部委託」の難題

日本調剤とスギ薬局、競合同士でも始まった

2024年11月1日号

 10月初旬、調剤薬局大手の日本調剤が「調剤業務の一部委託事業で異なる法人間の委受託をスタートする」と発表した。調剤事業の一部委託とは、15年に厚生労働省が策定した「患者のための薬局ビジョン」で示した対人(患者向け)業務充実に向けた対物(調剤)業務効率化の手段として、錠剤の一包化に限り、別の薬局に委託することだ。むろん、どこででもというものではない。可能なのはこの事業のテストケースとして国家戦略特区に認定された大阪市内だ。  日本調剤は8月に大阪市内の同社の薬局同士、具体的には大阪市鶴見区の「はなてん薬局」と平野区の「喜連東薬局」との間で調剤業務の一部委託、受託をスタートさせたばかりだ。  だが、今回、同社は異なる法人の調剤薬局との間で一包化調剤を委託、受託する事業を始めるというのである。異なる法人とは調剤薬局事業を急拡...  10月初旬、調剤薬局大手の日本調剤が「調剤業務の一部委託事業で異なる法人間の委受託をスタートする」と発表した。調剤事業の一部委託とは、15年に厚生労働省が策定した「患者のための薬局ビジョン」で示した対人(患者向け)業務充実に向けた対物(調剤)業務効率化の手段として、錠剤の一包化に限り、別の薬局に委託することだ。むろん、どこででもというものではない。可能なのはこの事業のテストケースとして国家戦略特区に認定された大阪市内だ。  日本調剤は8月に大阪市内の同社の薬局同士、具体的には大阪市鶴見区の「はなてん薬局」と平野区の「喜連東薬局」との間で調剤業務の一部委託、受託をスタートさせたばかりだ。  だが、今回、同社は異なる法人の調剤薬局との間で一包化調剤を委託、受託する事業を始めるというのである。異なる法人とは調剤薬局事業を急拡大

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence