医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜

医療・介護の「マスク着用」 早く解除に踏み出すべきだ

第217回

鳥集徹

2024年11月1日号

 23年3月、屋内・屋外にかかわらず、マスク着用は「個人の判断」に任せることになった。また同年5月には、新型コロナウイルスの感染症法の位置付けが、季節性インフルエンザと同じ「5類」となった。あれからおよそ1年半。一部にまだマスクを着けている人がいるものの、屋外だけでなくスーパーや飲食店などでも、素顔で過ごす客のほうが大半となった。店員にはまだマスクを着けている人が多いが、「誰かに忖度して着けざるを得ない」という同調圧力は低下したと言えるだろう。  ところが、いまだにマスク着用を強く求めてくる場所がある。「医療機関」や「介護施設」だ。素顔で屋内に入ると、スタッフが「マスクはお持ちではないですか」と声をかけてくる。それが鬱陶しくて、「病院に行きたくない」という人もいる。筆者もそのひとりだ。 「重病患者やお年寄りなど、免疫が低...  23年3月、屋内・屋外にかかわらず、マスク着用は「個人の判断」に任せることになった。また同年5月には、新型コロナウイルスの感染症法の位置付けが、季節性インフルエンザと同じ「5類」となった。あれからおよそ1年半。一部にまだマスクを着けている人がいるものの、屋外だけでなくスーパーや飲食店などでも、素顔で過ごす客のほうが大半となった。店員にはまだマスクを着けている人が多いが、「誰かに忖度して着けざるを得ない」という同調圧力は低下したと言えるだろう。  ところが、いまだにマスク着用を強く求めてくる場所がある。「医療機関」や「介護施設」だ。素顔で屋内に入ると、スタッフが「マスクはお持ちではないですか」と声をかけてくる。それが鬱陶しくて、「病院に行きたくない」という人もいる。筆者もそのひとりだ。 「重病患者やお年寄りなど、免疫が低下し

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence