医薬経済オンライン

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働く脊損者<オッサン>

車椅子ユーザーに優しいプラハの人々

第08回

株式会社グルメ杵屋 最高デジタル責任者 河上崇陽

2024年11月1日号

 前回は関西空港からプラハまでの飛行機での空飛ぶ車椅子の体験を記した。今回はプラハ空港に着いてから市内を散策するまでを書いてみたい。プラハは公共交通が充実しており、トラム、地下鉄、バスが網羅的に市内をカバーしているが、現時点ではプラハ空港から市内まではバスしかなく、初見で電動車椅子を使っての移動を試すのにはちょっと勇気があった。ひとまずホテルまでは事前に予約した福祉タクシーを使うことにした。  チェコでは外国人向けの福祉タクシーを利用できる選択肢は限られている。チェコ人の友人がいくつかの事業者とやりとりをしてようやく手配できた車両は日本の福祉タクシーに似た仕様で、車椅子をスロープでワゴン車の荷物スペースに乗せ込んで4点で固定するタイプだった。ただ、日本の福祉車両と同じで車椅子に乗ったままでは外の景色を楽しむことが難しい。リハビ...  前回は関西空港からプラハまでの飛行機での空飛ぶ車椅子の体験を記した。今回はプラハ空港に着いてから市内を散策するまでを書いてみたい。プラハは公共交通が充実しており、トラム、地下鉄、バスが網羅的に市内をカバーしているが、現時点ではプラハ空港から市内まではバスしかなく、初見で電動車椅子を使っての移動を試すのにはちょっと勇気があった。ひとまずホテルまでは事前に予約した福祉タクシーを使うことにした。  チェコでは外国人向けの福祉タクシーを利用できる選択肢は限られている。チェコ人の友人がいくつかの事業者とやりとりをしてようやく手配できた車両は日本の福祉タクシーに似た仕様で、車椅子をスロープでワゴン車の荷物スペースに乗せ込んで4点で固定するタイプだった。ただ、日本の福祉車両と同じで車椅子に乗ったままでは外の景色を楽しむことが難しい。リハビリが

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