医薬経済オンライン

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世界の医薬品業界

抗肥満薬を含むGLP1市場は24年に500億ドル超

第212回

研ファーマ・ブレーン 永江研太郎

2024年11月15日号

 製薬業界の最近の話題で目立つのは、なんと言っても大手やベンチャーが開発する抗肥満薬関連のニュースである。大手が取り組むもうひとつの研究開発の新しい潮流では、放射性リガンド市場へ参入するべく、それを開発しているベンチャーを買収するニュースが23年終わりから相次いでいる。  放射性リガンドで最初のブロックバスターとなったノバルティスのPSMA陽性患者の前立腺がん薬「プルビクト」(日本は第Ⅲ相)の成功を受け、イーライリリーがポイント・バイオファーマを14億ドルで23年12月に買収し、ブリストルマイヤーズ・スクイブはレイズバイオを41億ドルで買収した。  サノフィはオラノ・メッドの子会社ラジオメディックスと有望な放射性リガンド薬の権利を最大3億5000万ドルを支払ってライセンスした。ノバルティスは放射性リガンドを強化するため、マリアナ・オン...  製薬業界の最近の話題で目立つのは、なんと言っても大手やベンチャーが開発する抗肥満薬関連のニュースである。大手が取り組むもうひとつの研究開発の新しい潮流では、放射性リガンド市場へ参入するべく、それを開発しているベンチャーを買収するニュースが23年終わりから相次いでいる。  放射性リガンドで最初のブロックバスターとなったノバルティスのPSMA陽性患者の前立腺がん薬「プルビクト」(日本は第Ⅲ相)の成功を受け、イーライリリーがポイント・バイオファーマを14億ドルで23年12月に買収し、ブリストルマイヤーズ・スクイブはレイズバイオを41億ドルで買収した。  サノフィはオラノ・メッドの子会社ラジオメディックスと有望な放射性リガンド薬の権利を最大3億5000万ドルを支払ってライセンスした。ノバルティスは放射性リガンドを強化するため、マリアナ・オンコロ

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