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薬のおカネを議論しよう

「医療機器マネーデータベース」公開の意味

第125回

医療ガバナンス研究所医師 尾崎章彦

2024年11月15日号

 24年10月24日、「製薬・医療機器マネーデータベース」(Yen for Docs)に、医師個人への支払い額を一覧できるランキング機能が実装された(yenfordocs.jp)。これに先立つ10月1日には、それまで製薬マネーのみだったデータベースに、医療機器企業からの支払い情報(医療機器マネー、19年度)が追加されている。  今回ランキング機能が加わったことで、企業からの各年の受け取り総額上位100人の医師を確認できるようになった。  さっそく内容を見ていこう。  21年度の製薬マネートップは信州大学医学部循環器内科学教授の桑原宏一郎氏で、26社から総額2792万9481円を受け取っている。これは医師平均の35万1537円、中央値8万9875円を大きく上回る。企業別では、アストラゼネカからの408万479円を筆頭に、バイエル薬品374万5500円、第一三共343万2291円と続き、上...  24年10月24日、「製薬・医療機器マネーデータベース」(Yen for Docs)に、医師個人への支払い額を一覧できるランキング機能が実装された(yenfordocs.jp)。これに先立つ10月1日には、それまで製薬マネーのみだったデータベースに、医療機器企業からの支払い情報(医療機器マネー、19年度)が追加されている。  今回ランキング機能が加わったことで、企業からの各年の受け取り総額上位100人の医師を確認できるようになった。  さっそく内容を見ていこう。  21年度の製薬マネートップは信州大学医学部循環器内科学教授の桑原宏一郎氏で、26社から総額2792万9481円を受け取っている。これは医師平均の35万1537円、中央値8万9875円を大きく上回る。企業別では、アストラゼネカからの408万479円を筆頭に、バイエル薬品374万5500円、第一三共343万2291円と続き、上位3

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