医薬経済オンライン

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読む医療ー医者が書いた本の斜め読みー

サバイバル・スイッチの特定

第253回

大西一幸

2024年11月15日号

肥満の科学 ヒトはなぜ太るのか リチャード・J・ジョンソン 中里京子訳 2024年8月刊/NHK出版  定期健康診断が企業に定着したのはいつ頃からだろうか。私の場合は、業界専門紙企業に入社してすぐの年から定期検診があった。60人ほどの社員を数班に分けて指定された健診機関に行かされた。  2年後あたりから「太り過ぎ」と指摘されるようになった。30歳を超えた頃には、当時の交通標語をもじって「狭い日本そんなに太ってどこに住む」と後輩にからかわれるほどに太った。身長163㎝なのに体重は87㎏あった。自分でも苦しく、ある日酒場で倒れた。高血圧だと告げられた。  以来、降圧剤を服用し続けている。その後、32歳をピークに体重は徐々に減り始めたが、50歳から15年ほどは72㎏ほどで安定。しかしその50歳を越えた頃から言われ始め... 肥満の科学 ヒトはなぜ太るのか リチャード・J・ジョンソン 中里京子訳 2024年8月刊/NHK出版  定期健康診断が企業に定着したのはいつ頃からだろうか。私の場合は、業界専門紙企業に入社してすぐの年から定期検診があった。60人ほどの社員を数班に分けて指定された健診機関に行かされた。  2年後あたりから「太り過ぎ」と指摘されるようになった。30歳を超えた頃には、当時の交通標語をもじって「狭い日本そんなに太ってどこに住む」と後輩にからかわれるほどに太った。身長163㎝なのに体重は87㎏あった。自分でも苦しく、ある日酒場で倒れた。高血圧だと告げられた。  以来、降圧剤を服用し続けている。その後、32歳をピークに体重は徐々に減り始めたが、50歳から15年ほどは72㎏ほどで安定。しかしその50歳を越えた頃から言われ始めた

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