NOTEBOOK-こぼれ話
2つの民主党と官僚
2024年11月15日号
石破茂政権では「社会保障制度改革は何も進まないのではないか」と見る向きは多い。現在、キャスティングボートを握った国民民主党が103万円という「年収の壁」を少数与党に呑ませる方向で邁進しているが、まだまだ胸突き八丁の手前である。 石破政権はいつまで持つのかが焦点になっているが、国民民主党が要求する政策を含んだ25年度予算の成立を花道に退陣が最も早く、参院選直前が最有力となっている。少数与党であるため、激突不可避な法改正はできない。要するに社会保障制度改革は来年度に限り行われない。 石破政権が退陣し、誰が後継になっても国会運営は苦難の連続である。自民党と公明党が参院選で勝利しなければ流れは変わらない。参院も衆院のように少数与党となれば、さらにカオスである。 比較第2党なのに、国民民主党の影に隠れてしまった感のある立憲民主党。旧民主党時代から続け...
石破茂政権では「社会保障制度改革は何も進まないのではないか」と見る向きは多い。現在、キャスティングボートを握った国民民主党が103万円という「年収の壁」を少数与党に呑ませる方向で邁進しているが、まだまだ胸突き八丁の手前である。 石破政権はいつまで持つのかが焦点になっているが、国民民主党が要求する政策を含んだ25年度予算の成立を花道に退陣が最も早く、参院選直前が最有力となっている。少数与党であるため、激突不可避な法改正はできない。要するに社会保障制度改革は来年度に限り行われない。 石破政権が退陣し、誰が後継になっても国会運営は苦難の連続である。自民党と公明党が参院選で勝利しなければ流れは変わらない。参院も衆院のように少数与党となれば、さらにカオスである。 比較第2党なのに、国民民主党の影に隠れてしまった感のある立憲民主党。旧民主党時代から続けてい
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