話題の焦点
味がない水が苦手な子
2024年12月1日号
最近「味がない水が飲めない子が増えている」というニュースが流れた。「エッどういうこと」と戸惑いを感じた人が多かったろう。 都内のある小学校の学級通信に次のような記述が。「熱中症疑いで保健室に来た子に、水を飲むように促しても飲もうとしない」。 文部科学省や環境省が21年に「熱中症対策ガイドライン」で水分補給には「経口補水液やスポーツドリンクを利用するとよい」としている。実際、校内にスポーツドリンク等の自動販売機を設置しているケースも多々ある。 だが、世界保健機関(WHO)は子どもの肥満防止のために定めた1日の糖分摂取量16g以内を超えるケースが多く見受けられるなどと、ドリンクの扱いには賛否両論ありまさに混乱状態。 今や若者のほとんどは生まれた時からペットボトルがあって「水道水は飲んだことがない」という始末。ミネラルウォーターの生産輸入量はここ40年...
最近「味がない水が飲めない子が増えている」というニュースが流れた。「エッどういうこと」と戸惑いを感じた人が多かったろう。 都内のある小学校の学級通信に次のような記述が。「熱中症疑いで保健室に来た子に、水を飲むように促しても飲もうとしない」。 文部科学省や環境省が21年に「熱中症対策ガイドライン」で水分補給には「経口補水液やスポーツドリンクを利用するとよい」としている。実際、校内にスポーツドリンク等の自動販売機を設置しているケースも多々ある。 だが、世界保健機関(WHO)は子どもの肥満防止のために定めた1日の糖分摂取量16g以内を超えるケースが多く見受けられるなどと、ドリンクの扱いには賛否両論ありまさに混乱状態。 今や若者のほとんどは生まれた時からペットボトルがあって「水道水は飲んだことがない」という始末。ミネラルウォーターの生産輸入量はここ40年間
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