INTERVIEW
日本赤十字社医療センター 化学療法科(腫瘍専門)部長・國頭英夫
大げさなら「発言撤回してもいい」
2024年12月15日号
「『オプジーボ』1剤で国が滅ぶ」——。いまから8年前の発言によって高額薬剤が社会問題と化し、薬価制度に大きな変革をもたらした。この引き金を引いた日本赤十字医療センター化学療法科(腫瘍専門)の國頭英夫部長は今年4月、オプジーボと同じ作用機序を持つ「キイトルーダ」を対象に投与量を減らせるか評価する臨床試験を開始。10月には日本医療研究開発機構(AMED)の高額薬剤をテーマとした研究課題に採択された。いまなお高額薬剤の問題に向き合い続ける國頭氏に話を聞いた。
◇ ◇ ◇
——AMEDに採択された臨床試験はどういったものか。
國頭 MSDのPD-1阻害剤「キイトルーダ」の投与量を体重の軽い患者で半減させられるか評価する。うまくいけば薬剤費の年間100億から200億円くらいの削減につながるだろう。多くの専門家は、キイ...
「『オプジーボ』1剤で国が滅ぶ」——。いまから8年前の発言によって高額薬剤が社会問題と化し、薬価制度に大きな変革をもたらした。この引き金を引いた日本赤十字医療センター化学療法科(腫瘍専門)の國頭英夫部長は今年4月、オプジーボと同じ作用機序を持つ「キイトルーダ」を対象に投与量を減らせるか評価する臨床試験を開始。10月には日本医療研究開発機構(AMED)の高額薬剤をテーマとした研究課題に採択された。いまなお高額薬剤の問題に向き合い続ける國頭氏に話を聞いた。
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——AMEDに採択された臨床試験はどういったものか。
國頭 MSDのPD-1阻害剤「キイトルーダ」の投与量を体重の軽い患者で半減させられるか評価する。うまくいけば薬剤費の年間100億から200億円くらいの削減につながるだろう。多くの専門家は、キイト
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