薬価キーワード ざっくり解説!
収載後の外国平均価格調整の変遷
第54回 「類似」方式にも拡大、「引き上げ」も
2024年12月15日号
21年度、23年度と過去に2度、中間年改定が行われたなか、基本的には市場実勢価格と「連動する」算定ルールについて、中間年改定で適用してきた。ただし、実勢価格と「連動しない」ルールのなかでも「収載後の外国平均価格調整」に限っては、21年度の適用外から、23年度は「適用」へとルールが変更された(該当品目はなし)。25年度に中間年改定が実施されれば、このルールも適用される見通しだ。
そして23年度から25年度の間の変化として、24年度薬価制度改革で、収載後の外国平均価格調整ルールそのものが大きく見直された。大きく変わったのは、「類似薬効比較方式Ⅰ」での算定品目も対象になったことと、引き下げだけでなく「引き上げ」調整も可能になったことだ。ルールができた18年度と、ルールが改められた24年度を比較しながら解説を加えていく。
まず前提として、...
21年度、23年度と過去に2度、中間年改定が行われたなか、基本的には市場実勢価格と「連動する」算定ルールについて、中間年改定で適用してきた。ただし、実勢価格と「連動しない」ルールのなかでも「収載後の外国平均価格調整」に限っては、21年度の適用外から、23年度は「適用」へとルールが変更された(該当品目はなし)。25年度に中間年改定が実施されれば、このルールも適用される見通しだ。
そして23年度から25年度の間の変化として、24年度薬価制度改革で、収載後の外国平均価格調整ルールそのものが大きく見直された。大きく変わったのは、「類似薬効比較方式Ⅰ」での算定品目も対象になったことと、引き下げだけでなく「引き上げ」調整も可能になったことだ。ルールができた18年度と、ルールが改められた24年度を比較しながら解説を加えていく。
まず前提として、外国
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