医薬経済オンライン

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鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜

コロナワクチンの接種率低迷 医者は打たない理由を説明せよ

第220回

鳥集徹

2024年12月15日号

 新型コロナウイルスワクチンの接種率が低迷していると伝えられている。11月12日の閣議後記者会見で福岡資麿厚生労働相が、コロナワクチンの医療機関への納入量が、11月8日時点で計457万回分にとどまっていることを明かした(共同通信「新型コロナの定期接種伸び悩み 厚労相『例年冬に感染拡大』」11月12日)。  当初、今シーズンの供給見通しを3224万回分としていたので、それに対して約14%しか納入されていないことになる。定期接種の主な対象である65歳以上の高齢者だけで約3625万人いるので、対象者の接種率を計算すると1割程度ではないだろうか。  医療従事者の接種率も大幅に落ちているようだ。11月25日、谷口医院(大阪市北区)院長の谷口恭氏が、毎日新聞に連載中のコラム「総合診療医の視点─命を救う5分の知識」で、「新型コロナワクチン、医療者はどれだけ接種し...  新型コロナウイルスワクチンの接種率が低迷していると伝えられている。11月12日の閣議後記者会見で福岡資麿厚生労働相が、コロナワクチンの医療機関への納入量が、11月8日時点で計457万回分にとどまっていることを明かした(共同通信「新型コロナの定期接種伸び悩み 厚労相『例年冬に感染拡大』」11月12日)。  当初、今シーズンの供給見通しを3224万回分としていたので、それに対して約14%しか納入されていないことになる。定期接種の主な対象である65歳以上の高齢者だけで約3625万人いるので、対象者の接種率を計算すると1割程度ではないだろうか。  医療従事者の接種率も大幅に落ちているようだ。11月25日、谷口医院(大阪市北区)院長の谷口恭氏が、毎日新聞に連載中のコラム「総合診療医の視点─命を救う5分の知識」で、「新型コロナワクチン、医療者はどれだけ接種してい

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