読む医療ー医者が書いた本の斜め読みー
年代を超えて交流する効用
第255回
大西一幸
2024年12月15日号
老害脳
最新の脳科学でわかった「老害」になる人ならない人
加藤俊徳/2024年10月刊
ディスカヴァー携書
1972年に初めて正社員として働き出した医薬業界専門紙は、少し変わった会社で、ことに編集局は自由で刺々しさがまったくなかった。入社10年もすれば、それが普通となって不平不満も感じないわけではなかったが、思い返すとなかなか良い職場だった。
その第1は、お互いを「さん」づけかあだ名で呼びあっていたことだった。局長も各担当キャップである次長も「さん」づけだった。
学生時代にはかなりの職種のアルバイトをしたが、そのすべてが職責や年齢で上下関係を明確にしている職場だった。バイト先の製本会社では班長、主任、係長、課長、部長などが同じ作業着で働いていたにもかかわらず、呼び合うときは苗字に職責をつける...
老害脳
最新の脳科学でわかった「老害」になる人ならない人
加藤俊徳/2024年10月刊
ディスカヴァー携書
1972年に初めて正社員として働き出した医薬業界専門紙は、少し変わった会社で、ことに編集局は自由で刺々しさがまったくなかった。入社10年もすれば、それが普通となって不平不満も感じないわけではなかったが、思い返すとなかなか良い職場だった。
その第1は、お互いを「さん」づけかあだ名で呼びあっていたことだった。局長も各担当キャップである次長も「さん」づけだった。
学生時代にはかなりの職種のアルバイトをしたが、そのすべてが職責や年齢で上下関係を明確にしている職場だった。バイト先の製本会社では班長、主任、係長、課長、部長などが同じ作業着で働いていたにもかかわらず、呼び合うときは苗字に職責をつけるの
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