技術革新と製薬企業の明日
刮目すべきバイオ・医薬の新潮流
第170回 AI創薬、ポストADCの動向
宮田総研代表取締役 宮田満
2025年1月15日号
皆さん、今年は株式市場のクラッシュのリスクはあるものの、何とか明るい1年にいたしましょう。
新年第1弾は今年のバイオ・医薬開発で注目すべき17のトピック(表)から5つを解説する。
◇ ◇ ◇
①AI創薬の再興
21年〜22年をピークとして投資が減退していたAI創薬に対する米国での投資が24年に再び増加した。実際いくつかの低分子医薬でAIによって誘導体を磨き、治験入りまでの期間を短縮する実例が出てきたことが理由だ。中外製薬は世界で初めてAIで開発した抗体「BRY10」の第Ⅰ相試験を24年9月に着手した。今やヒットから治験候補化合物の迅速な開発には創薬AIが不可欠になった。課題は、創薬標的のタンパク質などの立体構造から新しいヒット化合物を効率よく探索する技術がまだ未熟であること。今後、...
皆さん、今年は株式市場のクラッシュのリスクはあるものの、何とか明るい1年にいたしましょう。
新年第1弾は今年のバイオ・医薬開発で注目すべき17のトピック(表)から5つを解説する。
◇ ◇ ◇
①AI創薬の再興
21年〜22年をピークとして投資が減退していたAI創薬に対する米国での投資が24年に再び増加した。実際いくつかの低分子医薬でAIによって誘導体を磨き、治験入りまでの期間を短縮する実例が出てきたことが理由だ。中外製薬は世界で初めてAIで開発した抗体「BRY10」の第Ⅰ相試験を24年9月に着手した。今やヒットから治験候補化合物の迅速な開発には創薬AIが不可欠になった。課題は、創薬標的のタンパク質などの立体構造から新しいヒット化合物を効率よく探索する技術がまだ未熟であること。今後、生
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