Dear Tomorrow 新しいヘルスケアマーケティング
フォーミュラリの現状と薬剤師の関与
第144回 日本薬剤師会学術大会で得た知見③
ジョージメイスン大学大学院(バージニア州)パブリックヘルス専攻 堀玲子
2025年1月15日号
24年11月15日号から薬剤師に期待される役割について、薬学生が自身の将来像を描けるよう具体的な取り組みを、日本薬剤師会学術大会の発表をベースに紹介することになった。今回は、また現状では思ったより進んでいないフォーミュラリの話題について紹介する。
本誌でも連載中の東京大学大学院の五十嵐中先生の論文(22年)によると、フォーミュラリを作成している病院は全体の25.7%に過ぎず、このうち86.9%が地域との連携を行っていなかった。病院と地域との連携に課題があると指摘した。さらに病院が所属する地域における地域フォーミュラリの状況について、「存在しない」が最も多く、「存在する」と「作成中」との回答は合わせて3.0%(9施設)だった点を2つの厚生労働省関連の調査から引用している。
まだ新しい学会ではあるが、一般社団法人日本フォーミュラリ学会...
24年11月15日号から薬剤師に期待される役割について、薬学生が自身の将来像を描けるよう具体的な取り組みを、日本薬剤師会学術大会の発表をベースに紹介することになった。今回は、また現状では思ったより進んでいないフォーミュラリの話題について紹介する。
本誌でも連載中の東京大学大学院の五十嵐中先生の論文(22年)によると、フォーミュラリを作成している病院は全体の25.7%に過ぎず、このうち86.9%が地域との連携を行っていなかった。病院と地域との連携に課題があると指摘した。さらに病院が所属する地域における地域フォーミュラリの状況について、「存在しない」が最も多く、「存在する」と「作成中」との回答は合わせて3.0%(9施設)だった点を2つの厚生労働省関連の調査から引用している。
まだ新しい学会ではあるが、一般社団法人日本フォーミュラリ学会が
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