鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜
政治やビジネスと結びついた 「レプリコン」反対運動
第222回
鳥集徹
2025年1月15日号
この1月末、新刊『レプリコン騒動 誰も書けない真実〜「反ワクチン」運動の功罪』(宝島社新書)を上梓する。このレプリコン騒動には、筆者が関わったことのある多くの人たちが吸い寄せられてしまった。近い立場にあった者でなくてはわからない「反ワクチン運動」の裏側を書いたので、医薬業界の方々にも興味深く読んでいただけるものと思う。
Meiji Seikaファルマのレプリコンワクチン「コスタイベ」を標的にした反ワクチン運動は、24年10月から始まる定期接種を見据えて、どんどん過激化していった。「自己増幅型mRNA」という従来にない新たなタイプのワクチンである限り、安全性についてさまざまな懸念が起こるのは当然のことだ。すでに新型コロナウイルスには緊急性がないにも関わらず、長期的な安全性が不明なレプリコンワクチンを拙速に使うことには、筆者も反対してきた。
この1月末、新刊『レプリコン騒動 誰も書けない真実〜「反ワクチン」運動の功罪』(宝島社新書)を上梓する。このレプリコン騒動には、筆者が関わったことのある多くの人たちが吸い寄せられてしまった。近い立場にあった者でなくてはわからない「反ワクチン運動」の裏側を書いたので、医薬業界の方々にも興味深く読んでいただけるものと思う。
Meiji Seikaファルマのレプリコンワクチン「コスタイベ」を標的にした反ワクチン運動は、24年10月から始まる定期接種を見据えて、どんどん過激化していった。「自己増幅型mRNA」という従来にない新たなタイプのワクチンである限り、安全性についてさまざまな懸念が起こるのは当然のことだ。すでに新型コロナウイルスには緊急性がないにも関わらず、長期的な安全性が不明なレプリコンワクチンを拙速に使うことには、筆者も反対してきた。
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