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熾烈極めるGLP-1用いた開発競争
2025年1月15日号
GLP-1受容体作動薬は糖尿病と肥満症の基礎治療薬として確立されているが、現在では心血管疾患と睡眠時無呼吸症候群の市場にも進出している。さらに慢性腎臓病、代謝機能障害に伴う脂肪肝炎、アルツハイマー型認知症など、複数の適応での開発も検討されている。
24年12月、米国食品医薬品局(FDA)は米イーライリリーの「チルゼパチド」(「ゼップバウンド」)について、初めて閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)の適応で承認した。チルゼパチドは2型糖尿病治療薬(「マンジャロ」)として承認を受け、23年に抗肥満薬(ゼップバウンド)の適応を取得すると、爆発的に売上げを伸ばした。今回の適応拡大は中等度〜重度のOSAと肥満を有する成人が対象で、食事療法と運動療法との併用で使用できる。第Ⅲ相「SURMOUNT-OSA」試験では、ゼップバウンドが気道陽圧(PAP)療法を受けていない成人OSA患...
GLP-1受容体作動薬は糖尿病と肥満症の基礎治療薬として確立されているが、現在では心血管疾患と睡眠時無呼吸症候群の市場にも進出している。さらに慢性腎臓病、代謝機能障害に伴う脂肪肝炎、アルツハイマー型認知症など、複数の適応での開発も検討されている。
24年12月、米国食品医薬品局(FDA)は米イーライリリーの「チルゼパチド」(「ゼップバウンド」)について、初めて閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)の適応で承認した。チルゼパチドは2型糖尿病治療薬(「マンジャロ」)として承認を受け、23年に抗肥満薬(ゼップバウンド)の適応を取得すると、爆発的に売上げを伸ばした。今回の適応拡大は中等度〜重度のOSAと肥満を有する成人が対象で、食事療法と運動療法との併用で使用できる。第Ⅲ相「SURMOUNT-OSA」試験では、ゼップバウンドが気道陽圧(PAP)療法を受けていない成人OSA患者
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