医薬経済オンライン

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NOTEBOOK-こぼれ話

医業経営は辛いよ

2025年1月15日号

 24年度の医療機関(病院・診療所・歯科診療所)の倒産が過去最大のペースで進んでいる。経営者の高齢化と後継者不足が原因で、診療所と歯科診療所が多いが、新型コロナウイルス感染拡大による患者の受診控えが現在も響いているという。 だが、患者の高齢化と節約志向、現役世代の健康志向も大きな要因となっている。患者の高齢化については、これまで医療費増加の主犯とされてきたが、実態としては高齢者とのコミュニケーションに時間が割かれており、診療所の1日あたり患者数が減少した。3時間待ち3分間診療と揶揄された時代は過去のもの。1人あたりの診察時間も伸びた。 かつては受診回数でカバーしていたが、高齢者の頻回受診が難しくなり、1ヵ月あたり患者数も減っている。 コスト面では診療所の看護師確保も厳しくなり、人件費も上昇する。医薬品卸との価格交渉の結果得られた先発品の薬価差も...  24年度の医療機関(病院・診療所・歯科診療所)の倒産が過去最大のペースで進んでいる。経営者の高齢化と後継者不足が原因で、診療所と歯科診療所が多いが、新型コロナウイルス感染拡大による患者の受診控えが現在も響いているという。 だが、患者の高齢化と節約志向、現役世代の健康志向も大きな要因となっている。患者の高齢化については、これまで医療費増加の主犯とされてきたが、実態としては高齢者とのコミュニケーションに時間が割かれており、診療所の1日あたり患者数が減少した。3時間待ち3分間診療と揶揄された時代は過去のもの。1人あたりの診察時間も伸びた。 かつては受診回数でカバーしていたが、高齢者の頻回受診が難しくなり、1ヵ月あたり患者数も減っている。 コスト面では診療所の看護師確保も厳しくなり、人件費も上昇する。医薬品卸との価格交渉の結果得られた先発品の薬価差も今

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