消えては浮かぶ「日本版病院船」の具体像
岸田政権の「置き土産」でついに実を結ぶか
2025年2月15日号
「今度こそ、実現しそう」と期待する人もいれば、「いやいや、また話だけで終わるかも」と悲観的な人もいる。大規模災害時に備える「病院船」だ。
24年7月、当時の岸田文雄首相が「船舶活用医療推進本部」の第1回会議を開いた。3年前に成立した「災害時等における船舶を活用した医療提供体制整備法」が6月1日に施行されたことを受けて開いた会合だが、なんと能登半島地震の発生から6ヵ月も経ってからの初会合だった。
内閣官房によれば、「会議はもっぱら、今までの経過を報告した」そうだが、最後に岸田首相が「今後は具体的な運用体制の検討を進め、年内を目途に整備計画案を作成するよう」要請したという。早速、新聞各紙が「病院船、25年度に運用開始へ」「大規模災害時の病院船、25年度に運用開始目指す方針」と伝えた。
だが、推進本部の会合は、この1...
「今度こそ、実現しそう」と期待する人もいれば、「いやいや、また話だけで終わるかも」と悲観的な人もいる。大規模災害時に備える「病院船」だ。
24年7月、当時の岸田文雄首相が「船舶活用医療推進本部」の第1回会議を開いた。3年前に成立した「災害時等における船舶を活用した医療提供体制整備法」が6月1日に施行されたことを受けて開いた会合だが、なんと能登半島地震の発生から6ヵ月も経ってからの初会合だった。
内閣官房によれば、「会議はもっぱら、今までの経過を報告した」そうだが、最後に岸田首相が「今後は具体的な運用体制の検討を進め、年内を目途に整備計画案を作成するよう」要請したという。早速、新聞各紙が「病院船、25年度に運用開始へ」「大規模災害時の病院船、25年度に運用開始目指す方針」と伝えた。
だが、推進本部の会合は、この1回だ
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