変革期迎えた中国医薬品業界
自滅的な引き下げ合戦
第94回 企業は自らの行為を見つめ直せ
シード・プランニング 沈友敏
2025年2月15日号
中国における医薬品の「量的購買」制度、いわゆる公的入札について、医薬品業界の関係者は失望した見方を示している。「大幅な引き下げは自爆行為」「落札しても落札しなくてもジレンマに陥る」「落札しても地獄、落札しなくても地獄」と揶揄している。
国家医療保障局(NHSA)は昨年12月12日、第10回「量的購買」入札の結果を公表した。62製品(135規格)が落札に成功し、今年4月から全国で販売される。
結果によると、製薬企業439社の778品目が入札に参加した結果、234社の385品目が落札した。多くの外資系(先発品)企業が入札に参加したが、いずれも落札できなかった。おそらく本気で勝負しなかったのだろう。
今回の平均引き下げ率は60%で、これまでで最大の引き下げ率だった前回の58%を上回った。62製品のうち、最大の引き下げ率は96.1%となってい...
中国における医薬品の「量的購買」制度、いわゆる公的入札について、医薬品業界の関係者は失望した見方を示している。「大幅な引き下げは自爆行為」「落札しても落札しなくてもジレンマに陥る」「落札しても地獄、落札しなくても地獄」と揶揄している。
国家医療保障局(NHSA)は昨年12月12日、第10回「量的購買」入札の結果を公表した。62製品(135規格)が落札に成功し、今年4月から全国で販売される。
結果によると、製薬企業439社の778品目が入札に参加した結果、234社の385品目が落札した。多くの外資系(先発品)企業が入札に参加したが、いずれも落札できなかった。おそらく本気で勝負しなかったのだろう。
今回の平均引き下げ率は60%で、これまでで最大の引き下げ率だった前回の58%を上回った。62製品のうち、最大の引き下げ率は96.1%となっている
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