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今後のがん治療に不可欠な「薬剤師外来」

第145回 日本薬剤師会学術大会で得た知見④

ジョージメイスン大学大学院(バージニア州)パブリックヘルス専攻  堀玲子

2025年2月15日号

 24年11月15日号から薬剤師に期待される役割について、薬学生が自身の将来像を描けるよう具体的な取り組みを、日本薬剤師会学術大会の発表をベースに紹介している。今回は、医師の働き方改革や多職種連携が医療現場で求められているなか、薬剤師がその職能を発揮することが期待されている「薬剤師外来」について考察する。  医療技術の高度化、薬物療法の進化によって、抗がん剤治療や緩和薬物治療、C型肝炎治療が代表例だが、入院で行われてきた難しく複雑な治療を、外来で実施するケースが増えている。とくに抗がん剤に関しては、製薬企業が経口薬を開発し、外来医療の重要性が高まっている。  薬剤師外来とは、医療機関において外来患者に対し、薬剤師が薬学的管理、アドバイスを行うもの。ポリファーマシー(多剤併用)対策を軸とした高齢患者の管理のほか、手術前や検査...  24年11月15日号から薬剤師に期待される役割について、薬学生が自身の将来像を描けるよう具体的な取り組みを、日本薬剤師会学術大会の発表をベースに紹介している。今回は、医師の働き方改革や多職種連携が医療現場で求められているなか、薬剤師がその職能を発揮することが期待されている「薬剤師外来」について考察する。  医療技術の高度化、薬物療法の進化によって、抗がん剤治療や緩和薬物治療、C型肝炎治療が代表例だが、入院で行われてきた難しく複雑な治療を、外来で実施するケースが増えている。とくに抗がん剤に関しては、製薬企業が経口薬を開発し、外来医療の重要性が高まっている。  薬剤師外来とは、医療機関において外来患者に対し、薬剤師が薬学的管理、アドバイスを行うもの。ポリファーマシー(多剤併用)対策を軸とした高齢患者の管理のほか、手術前や検査前

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