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薬価キーワード ざっくり解説!

最低薬価の見直し

第58回 2000年度以降で 初の引き上げ

2025年2月15日号

 25年度の薬価・中間年改定では「最低薬価の引き上げ」が実施されることになった。最低薬価ルールは、錠剤や注射剤などの剤形区分ごとに、成分にかかわらず、薬価の下限値として設定された「最低薬価」を下回らないよう、薬価を改定するというもの。最近の賃金や物価の動向を踏まえて、25年度はすべての剤形で3%程度引き上げる。  このルールが薬価算定基準に「低薬価品の特例」として明記されたのは2000年度。最低薬価の引き上げが、実施されるのは、消費増税に伴う引き上げを除けば、それ以降で初めてとなる。  度重なる薬価改定で、薬価が下がりすぎると、製造原価を下回り、販売停止に追い込まれるなど、医薬品の安定供給に支障が出る。そこで「原価割れして販売停止」とならないように、剤形ごとの価格に下限を設定して、それ以上には下がらないよう歯止めをかけている...  25年度の薬価・中間年改定では「最低薬価の引き上げ」が実施されることになった。最低薬価ルールは、錠剤や注射剤などの剤形区分ごとに、成分にかかわらず、薬価の下限値として設定された「最低薬価」を下回らないよう、薬価を改定するというもの。最近の賃金や物価の動向を踏まえて、25年度はすべての剤形で3%程度引き上げる。  このルールが薬価算定基準に「低薬価品の特例」として明記されたのは2000年度。最低薬価の引き上げが、実施されるのは、消費増税に伴う引き上げを除けば、それ以降で初めてとなる。  度重なる薬価改定で、薬価が下がりすぎると、製造原価を下回り、販売停止に追い込まれるなど、医薬品の安定供給に支障が出る。そこで「原価割れして販売停止」とならないように、剤形ごとの価格に下限を設定して、それ以上には下がらないよう歯止めをかけているわ

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