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巻頭言

クロマトグラフィーの「仕組み化」 創薬探索研究のコスト削減に

三輪 勝彦・株式会社ChromaJean 代表取締役社長

2025年3月1日号

――どのような事業をしている会社でしょうか。 三輪 クロマトグラフィーの「仕組み化」を事業にしている。創薬探索研究では候補化合物の「デザイン」「合成」「分析・精製」「薬理試験」の4つのプロセスを循環させる。しかし、クロマトを使用する「分析・精製」のプロセスは変革が遅れている。研究者の「経験と勘」に依存し、ほぼすべての製薬企業でいまだに試行錯誤が繰り返されている。ここを「仕組み化」することで、大幅なコストカットとスピードアップを実現できる。 ――創薬探索研究の自動化が話題となっているが、クロマトプロセスの現状はどうか。 三輪 実際には大失敗している。「ラボ・オートメーション」とは言うが、ロボットで何かを運ぶという「ロボティクス」に偏重している。試料をロボットアームで運んだところで、クロマト... ――どのような事業をしている会社でしょうか。 三輪 クロマトグラフィーの「仕組み化」を事業にしている。創薬探索研究では候補化合物の「デザイン」「合成」「分析・精製」「薬理試験」の4つのプロセスを循環させる。しかし、クロマトを使用する「分析・精製」のプロセスは変革が遅れている。研究者の「経験と勘」に依存し、ほぼすべての製薬企業でいまだに試行錯誤が繰り返されている。ここを「仕組み化」することで、大幅なコストカットとスピードアップを実現できる。 ――創薬探索研究の自動化が話題となっているが、クロマトプロセスの現状はどうか。 三輪 実際には大失敗している。「ラボ・オートメーション」とは言うが、ロボットで何かを運ぶという「ロボティクス」に偏重している。試料をロボットアームで運んだところで、クロマトプロ

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