薄氷踏む経営続く小林製薬「次の正念場」
臨時株主総会はオアシスの攻勢を凌いだが
2025年3月1日号
「直接対決の第1幕は小林製薬が押し切った」なんて囃す証券マンもいる。24年1月(発表は3月)に紅麹サプリメント事件を引き起こした小林製薬に対し、最も活動的なアクティビスト(モノ言う株主)のオアシス・マネジメントが問う経営責任だ。
小林製薬は「紅麹コレステヘルプ」など紅麹サプリ3製品を摂取した人が腎障害を起こした事件の主だ。一方、追及するオアシスは日本企業40数社の株式を保有するアクティビストだ。専らオーナー企業が狙われるとも言われているが、不祥事を起こした企業や経営資源を生かさない企業には合併を促したり、あるいは経営体質を追及する。いまや経営者にとっては最も怖い、いや面倒な株主なのだ。
そのオアシスが小林製薬の大株主として登場したのは、大量保有報告書を提出した24年7月24日。5・2%の大株主として注目された。その後、同年9...
「直接対決の第1幕は小林製薬が押し切った」なんて囃す証券マンもいる。24年1月(発表は3月)に紅麹サプリメント事件を引き起こした小林製薬に対し、最も活動的なアクティビスト(モノ言う株主)のオアシス・マネジメントが問う経営責任だ。
小林製薬は「紅麹コレステヘルプ」など紅麹サプリ3製品を摂取した人が腎障害を起こした事件の主だ。一方、追及するオアシスは日本企業40数社の株式を保有するアクティビストだ。専らオーナー企業が狙われるとも言われているが、不祥事を起こした企業や経営資源を生かさない企業には合併を促したり、あるいは経営体質を追及する。いまや経営者にとっては最も怖い、いや面倒な株主なのだ。
そのオアシスが小林製薬の大株主として登場したのは、大量保有報告書を提出した24年7月24日。5・2%の大株主として注目された。その後、同年9月に
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