上昌広の日本医療の診立て
感染症の新対策、これだけの問題点
第54回 「感染症ムラ」の焼け太りで世界標準はより遠のく
医療ガバナンス研究所理事長
2025年3月1日号
先日、元経済産業官僚とシンガポールで投資ファンドを経営している知人とで飲んだら、トランプ政権の話題になった。2人は「今後の世界はグローバル企業が主導し、国家の役割は限定的になる」と口を揃えた。
この予想に私も賛同する。AI開発を民間企業が主導し、イーロン・マスクがトランプ政権で主要ポストを占めるなど、すでにその動きは起こっている。これはトランプ政権誕生以前からの世界の趨勢で、流れは変えられない。
日本の製薬業界でも、この傾向は顕著だ。23年度の主要内資系製薬企業の海外売上げ比率は、トップの武田薬品の89%を筆頭に、12社が50%以上である。このような企業の振る舞いは、厚生労働省の薬系技官に気を遣いながら、国内で商売する内資系企業とは違う。
先日、元経済産業官僚とシンガポールで投資ファンドを経営している知人とで飲んだら、トランプ政権の話題になった。2人は「今後の世界はグローバル企業が主導し、国家の役割は限定的になる」と口を揃えた。
この予想に私も賛同する。AI開発を民間企業が主導し、イーロン・マスクがトランプ政権で主要ポストを占めるなど、すでにその動きは起こっている。これはトランプ政権誕生以前からの世界の趨勢で、流れは変えられない。
日本の製薬業界でも、この傾向は顕著だ。23年度の主要内資系製薬企業の海外売上げ比率は、トップの武田薬品の89%を筆頭に、12社が50%以上である。このような企業の振る舞いは、厚生労働省の薬系技官に気を遣いながら、国内で商売する内資系企業とは違う。
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