スマートホスピタル 医療DXの潮流
名古屋大学
第12回 医療機器管理から見通す、地域の医療アセットの最適化
熊田梨恵
2025年3月15日号
名古屋大学未来社会創造機構予防早期医療創成センターの大山慎太郎准教授は、院内全体の医療機器管理のために、医療機器に装着する電源タップ型のセンサー「ロケモニ!」を開発した。電流センサーで稼働を把握し、通信電波の強度で位置を特定するというシンプルな仕組みで、既存技術を柔軟に組み合わせた本デバイスは、医療現場と情報通信技術の両方に精通する大山氏ならではの発想から生まれた。このデバイスからは、名大病院のめざすスマートホスピタルの具体像、「地域の医療アセットの最適化」も見通すことができる。
「ロケモニ!」(写真)が開発されたのは、新型コロナウイルス禍による人手不足がきっかけで、医療機器管理に関する、さまざまな課題が浮き彫りになったことだった。医療機器の管理全般を担う臨床工学技士からは以前から相談を受けていたが、購入した検査機器の未使用...
名古屋大学未来社会創造機構予防早期医療創成センターの大山慎太郎准教授は、院内全体の医療機器管理のために、医療機器に装着する電源タップ型のセンサー「ロケモニ!」を開発した。電流センサーで稼働を把握し、通信電波の強度で位置を特定するというシンプルな仕組みで、既存技術を柔軟に組み合わせた本デバイスは、医療現場と情報通信技術の両方に精通する大山氏ならではの発想から生まれた。このデバイスからは、名大病院のめざすスマートホスピタルの具体像、「地域の医療アセットの最適化」も見通すことができる。
「ロケモニ!」(写真)が開発されたのは、新型コロナウイルス禍による人手不足がきっかけで、医療機器管理に関する、さまざまな課題が浮き彫りになったことだった。医療機器の管理全般を担う臨床工学技士からは以前から相談を受けていたが、購入した検査機器の未使用や
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