新薬創出加算「1年前倒し」返還のインパクト
本誌調査で薬価引き下げ率10%台から若干のプラスまで
2025年3月15日号
「田辺三菱製薬10%台前半」
25年度薬価・中間年改定での引き下げ率に関し、本誌が製薬各社にアンケート調査を行ったところ(40社中37社が回答)、唯一2ケタのマイナスと回答したのが田辺三菱だった(表1参照)。
25年度改定では、改定対象品目について平均乖離率の「0.625倍超」という一律の線引きをやめ、医薬品のカテゴリーごとに改定対象範囲を設定した。具体的には、平均乖離率(5.2%)を基準に、新薬創出・適応外薬解消等促進加算の対象品目、後発品、「その他品目」(1967年以前に収載)はその1.0倍(5.2%)、新薬創出加算品以外の新薬は0.75倍(3.9%)、長期収載品は0.5倍(2.6%)をそれぞれ超える品目を改定対象とした。
田辺三菱は長期収載品比率が高いことから、改定対象が拡大されたことが相当に響いた。もちろん、最低薬価を剤...
「田辺三菱製薬10%台前半」
25年度薬価・中間年改定での引き下げ率に関し、本誌が製薬各社にアンケート調査を行ったところ(40社中37社が回答)、唯一2ケタのマイナスと回答したのが田辺三菱だった(表1参照)。
25年度改定では、改定対象品目について平均乖離率の「0.625倍超」という一律の線引きをやめ、医薬品のカテゴリーごとに改定対象範囲を設定した。具体的には、平均乖離率(5.2%)を基準に、新薬創出・適応外薬解消等促進加算の対象品目、後発品、「その他品目」(1967年以前に収載)はその1.0倍(5.2%)、新薬創出加算品以外の新薬は0.75倍(3.9%)、長期収載品は0.5倍(2.6%)をそれぞれ超える品目を改定対象とした。
田辺三菱は長期収載品比率が高いことから、改定対象が拡大されたことが相当に響いた。もちろん、最低薬価を剤形
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