医薬経済オンライン

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世界の医薬品業界

免疫腫瘍薬市場と並んだ抗肥満薬を含むGLP1市場

第216回

研ファーマ・ブレーン 永江研太郎

2025年3月15日号

 アッヴィは「ヒュミラ」「スキリージ」などの免疫疾患薬と「イムブルビカ」「ベネクレクスタ」など抗がん剤のイメージが強いが、3月3日、デンマークのグブラとライセンス契約を結び、抗肥満薬として長時間作用型のアミリン作動薬の市場投入をめざすと発表した。契約一時金として3億5000万ドルを支払い、最大で約19億ドルのマイルストンを支払う。ライセンスしたのはアミリンアナログの週1回製剤で、アミリン受容体に作用して満腹感をもたらし、食欲を抑制するほか、胃からの排出を遅らせる働きもあるとしている。  アミリン受容体作動薬はノボノルディスクも開発しており、GLP1とアミリン受容体を作動させるペプチドのアミクレチン(臨床段階の略称)を開発している。アミクレチンは36週で体重が平均で▲22%の減量となったデータが出ている。  抗肥満薬は現在の中心となって...  アッヴィは「ヒュミラ」「スキリージ」などの免疫疾患薬と「イムブルビカ」「ベネクレクスタ」など抗がん剤のイメージが強いが、3月3日、デンマークのグブラとライセンス契約を結び、抗肥満薬として長時間作用型のアミリン作動薬の市場投入をめざすと発表した。契約一時金として3億5000万ドルを支払い、最大で約19億ドルのマイルストンを支払う。ライセンスしたのはアミリンアナログの週1回製剤で、アミリン受容体に作用して満腹感をもたらし、食欲を抑制するほか、胃からの排出を遅らせる働きもあるとしている。  アミリン受容体作動薬はノボノルディスクも開発しており、GLP1とアミリン受容体を作動させるペプチドのアミクレチン(臨床段階の略称)を開発している。アミクレチンは36週で体重が平均で▲22%の減量となったデータが出ている。  抗肥満薬は現在の中心となってい

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