Pharmacoeconomics ━療法の価値━
200ドルの英国と1300ドルの米国のアンフェア
第168回 GLP-1肥満治療:薬価交渉と給付適用拡大(❶②③④⑤⑥⑦)
2025年3月15日号
▽市場を牽引する製剤は今年のメディケア価格交渉と肥満療法給付適用拡大で政策の焦点だ
▽トランプ政権は薬価抑制の仕組みを受け継ぐ姿勢を示唆する。利用拡大の条件になるのか
成人の40%超が肥満という米国で、政府はセマグルチド3剤をメディケア薬価交渉第2ラウンドの対象とし、肥満治療を保険適用する「拡大解釈」案とセットでGLP−1製剤をめぐる政策論争の様相を検証する計画を立てた。糖尿病療法に続いて、心血管・腎疾患のリスク管理を伴う強力な減量効果が自慢の肥満療法のアクセスを開放すべきか、活発な議論が展開される。
前政権が敷いたレールはひっくり返されかねないが、1月末、上院公聴会でロバート・ケネディ Jr.は、価格交渉の継承を約束した(療法の価値166)。透明性の約束は見直しの示唆と勘ぐられたが、逆に違憲差し止め訴訟控訴審で、司法...
▽市場を牽引する製剤は今年のメディケア価格交渉と肥満療法給付適用拡大で政策の焦点だ
▽トランプ政権は薬価抑制の仕組みを受け継ぐ姿勢を示唆する。利用拡大の条件になるのか
成人の40%超が肥満という米国で、政府はセマグルチド3剤をメディケア薬価交渉第2ラウンドの対象とし、肥満治療を保険適用する「拡大解釈」案とセットでGLP−1製剤をめぐる政策論争の様相を検証する計画を立てた。糖尿病療法に続いて、心血管・腎疾患のリスク管理を伴う強力な減量効果が自慢の肥満療法のアクセスを開放すべきか、活発な議論が展開される。
前政権が敷いたレールはひっくり返されかねないが、1月末、上院公聴会でロバート・ケネディ Jr.は、価格交渉の継承を約束した(療法の価値166)。透明性の約束は見直しの示唆と勘ぐられたが、逆に違憲差し止め訴訟控訴審で、司法省
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