NOTEBOOK-こぼれ話
後発品業界、「安定供給」で一枚岩になれず
2025年3月15日号
日本ジェネリック製薬協会の「安定供給責任者会議」構想。供給問題に対応する手段として昨年6月にぶち上げ、ようやく「供給不安対応スキーム」の運用を開始できる手はずが整いつつあるが、未だに主要企業間の足並みが揃わず、会員から先行きを案じる声が聞こえている。 同会議は、供給不安の懸念が生じた段階で関係企業が停止時期や製造数量、在庫量などの機微情報を共有し、効率的に代替増産できるようにする「スキーム」の運用が目的だ。川俣知己会長「肝入り」の案件で昨年8月の中央社会保険医療協議会で取り組むと宣言した。 関係者によると、2回の準備会合を経て、3月5日に正式会合を初開催。「スキーム」運用の一歩手前まで漕ぎ着けた。しかし、理事会社のなかにおいて「スキームに協力することで、ライバルに自らの市場を奪われかねない」と懸念する企業が存在することが、正式会合で露呈した...
日本ジェネリック製薬協会の「安定供給責任者会議」構想。供給問題に対応する手段として昨年6月にぶち上げ、ようやく「供給不安対応スキーム」の運用を開始できる手はずが整いつつあるが、未だに主要企業間の足並みが揃わず、会員から先行きを案じる声が聞こえている。 同会議は、供給不安の懸念が生じた段階で関係企業が停止時期や製造数量、在庫量などの機微情報を共有し、効率的に代替増産できるようにする「スキーム」の運用が目的だ。川俣知己会長「肝入り」の案件で昨年8月の中央社会保険医療協議会で取り組むと宣言した。 関係者によると、2回の準備会合を経て、3月5日に正式会合を初開催。「スキーム」運用の一歩手前まで漕ぎ着けた。しかし、理事会社のなかにおいて「スキームに協力することで、ライバルに自らの市場を奪われかねない」と懸念する企業が存在することが、正式会合で露呈したと
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