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巻頭言

医薬品情報の比較を無償で支援、コード標準化は引き続き課題

兼田太郎・データインデックス株式会社 取締役COO

2025年4月1日号

——医薬品の供給不足の動向、革新的な新薬の情報提供のあり方など、薬剤師の医薬品情報の収集に関する課題はどこにありますか。 兼田 薬剤師さんの評価のあり方が「対物」から「対人」へと見直されており、医薬品情報はそれを後押しする大事な要素だと考えています。一方で電子カルテが日本に普及したのが30年ほど前になりますが、その当時、静岡がんセンター様が富士通さんの電子カルテを導入した際に、当社創業者が院内システムのアドバイザーだったご縁で、 当社が制作した医薬品情報データベースを電子カルテ内に搭載いただきました。それ以来、医薬品情報を含む国内の医療データのコードの標準化があまり進んでおらず、それが最大の課題だと考えています。  一民間企業が作成・提供している「YJコード」が医薬品情報業界のメジャーではありますが、十分では... ——医薬品の供給不足の動向、革新的な新薬の情報提供のあり方など、薬剤師の医薬品情報の収集に関する課題はどこにありますか。 兼田 薬剤師さんの評価のあり方が「対物」から「対人」へと見直されており、医薬品情報はそれを後押しする大事な要素だと考えています。一方で電子カルテが日本に普及したのが30年ほど前になりますが、その当時、静岡がんセンター様が富士通さんの電子カルテを導入した際に、当社創業者が院内システムのアドバイザーだったご縁で、 当社が制作した医薬品情報データベースを電子カルテ内に搭載いただきました。それ以来、医薬品情報を含む国内の医療データのコードの標準化があまり進んでおらず、それが最大の課題だと考えています。  一民間企業が作成・提供している「YJコード」が医薬品情報業界のメジャーではありますが、十分ではあり

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