医工連携
DNA修飾金ナノ粒子で高感度検出
医工連携の実践者136 座古保 愛媛大学教授
2025年4月1日号
金ナノ粒子の水溶液は、粒子が分散しているときは赤色、凝集しているときは青紫色になる。標的分子のみの有無によって、粒子の分散や凝集の状態変化が起こるようにできれば、比色センサーとして使える。
分散や凝集の際に働くのが、粒子表面に修飾された分子同士の電位や化学結合だ。この表面修飾分子として、1本鎖DNAは使い勝手がよいと考えられている。まず、DNAの末端にチオール基があると、金表面と強固に結合して直立する。また標的分子と特異的に結合する立体的形状を取れたり(DNAアプタマー)、標的が1本鎖DNAであれば相補的な1本鎖で捕まえたりできる。ただし肉眼で判定するには、かなり多くの標的分子が必要だ。
こうしたDNA修飾金ナノ粒子による検出の高感度化をリードしてきたのが、座古保・愛媛大学大学院理工学研究科教授(写真)だ。
...
金ナノ粒子の水溶液は、粒子が分散しているときは赤色、凝集しているときは青紫色になる。標的分子のみの有無によって、粒子の分散や凝集の状態変化が起こるようにできれば、比色センサーとして使える。
分散や凝集の際に働くのが、粒子表面に修飾された分子同士の電位や化学結合だ。この表面修飾分子として、1本鎖DNAは使い勝手がよいと考えられている。まず、DNAの末端にチオール基があると、金表面と強固に結合して直立する。また標的分子と特異的に結合する立体的形状を取れたり(DNAアプタマー)、標的が1本鎖DNAであれば相補的な1本鎖で捕まえたりできる。ただし肉眼で判定するには、かなり多くの標的分子が必要だ。
こうしたDNA修飾金ナノ粒子による検出の高感度化をリードしてきたのが、座古保・愛媛大学大学院理工学研究科教授(写真)だ。
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録