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NOTEBOOK-こぼれ話

田辺三菱狂騒曲に潜む“哲人経営者”の責任

2025年4月1日号

 国内最古の製薬会社・田辺三菱製薬が、米投資ファンドベインキャピタルの傘下に入る。取得額は5100億円。ようやく決着した田辺三菱のベストパートナー探しだが、それでも残った謎がある。そもそも三菱ケミカルグループは何故、完全子会社化したのかだ。 同社が田辺三菱を4900億円で買収すると発表したのは19年11月。発表では三菱ケミカルGがヘルスケア領域を新たな成長の柱に位置付け、田辺三菱を取り込むことでグループ事業会社間での相乗効果発揮をめざすと謳っている。 だが、その後、三菱ケミカルGと田辺三菱の間でシナジー形成が図られた様子は皆無に近い。むしろ海外子会社を整理したり、ワクチン事業を切ったりと縮小に進んでいった感さえある。 この矛盾を解くカギとしてささやかれているのが、当時の三菱ケミカルGの首領で、“哲人経営者”とも呼ばれた小林喜光氏の存在だ。市場で親子上場が...  国内最古の製薬会社・田辺三菱製薬が、米投資ファンドベインキャピタルの傘下に入る。取得額は5100億円。ようやく決着した田辺三菱のベストパートナー探しだが、それでも残った謎がある。そもそも三菱ケミカルグループは何故、完全子会社化したのかだ。 同社が田辺三菱を4900億円で買収すると発表したのは19年11月。発表では三菱ケミカルGがヘルスケア領域を新たな成長の柱に位置付け、田辺三菱を取り込むことでグループ事業会社間での相乗効果発揮をめざすと謳っている。 だが、その後、三菱ケミカルGと田辺三菱の間でシナジー形成が図られた様子は皆無に近い。むしろ海外子会社を整理したり、ワクチン事業を切ったりと縮小に進んでいった感さえある。 この矛盾を解くカギとしてささやかれているのが、当時の三菱ケミカルGの首領で、“哲人経営者”とも呼ばれた小林喜光氏の存在だ。市場で親子上場が問

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