まだまだ油断はならないですが、今年はもうどこもかしこもクリスマスの飾り付けで、浮かれたくなる雰囲気が溢れています。


 先日、丸の内ビル恒例のツリーを観に行ったのですが、ビル前の通りは歩行者天国になっていて、かなりオシャレな屋台が並び、ちょっとしたアトラクションまで用意されていて今日がクリスマス当日?と思えるくらいでした。



 クリスマスがちょうど土日に当たるので、きっとさらに賑わうでしょうから、早めに見れてよかったです。最近この丸の内界隈はアートを展示したり、カフェなども増えて他の休日でも人通りがあります。歩道が広く大きな並木もあり、立ち並ぶビルも重厚なものが多くて看板がないのですっきり見えて、ちょっとヨーロッパに来ていると妄想できます。前に紹介した静嘉堂文庫美術館もすぐ近くです。日が落ちるとさすがにかなり冷えてきますが、木々に取り付けられたLEDが綺麗で、いくつかある野外用ヒーターの暖かさとたくさんの人でしばし寒さを忘れられます。以前神戸のルミナリエのようなイルミネーションがここでも展開されて大変な人混みでしたが、今はのんびり歩きながら雰囲気を味わえるのがいいです。さて、丸ビルはデビュー50周年のユーミンとのコラボ「Marunouchi Bright Christmas 2022~YUMING 50th BANZAI!~」というコンセプトのツリーで、見に来ていたのはやや年齢層が高かった気もしましたが、ユニークなツリーでした。ユーミン絡みでいろいろあるようですが、以前のスター・ウォーズやハリー・ポッターみたいなのが個人的には楽しかったなので来年はそういうのを希望したいところです。


 通りを進んで東京駅前行幸通りに行き着くと、ルイ・ヴィトンとコラボした草間弥生のオブジェが置かれています。これも夜見た方がきれいです。都内では他に新宿・渋谷・増上寺にあるそうで、ネットで見ると増上寺のかぼちゃはかなりすごそう。もうひとつ東京駅前のKITTEの中のツリーも毎回楽しみなのですが、今年は正統派な感じで美しかったです。まわりの木は東京都檜原村の間伐材と群馬県嬬恋村のもみの木を使用しているそうです。時間によって音楽が流れます。再び丸の内の通りに戻って、三菱一号館美術館のある中庭にはシンプルなイルミネーションがありました。最近この庭は花嫁さんたちの撮影スポットとして人気があるらしく、高い確率で遭遇します。それにしてもこの時期のウェディングドレスの花嫁さんの気合いはすごいですね。日本ではコロナの脅威がなくなったわけではないですが、宗教色ほぼゼロのクリスマスで街が賑わってきて、平和な空気は流れるなか地球の反対側のクリスマスが大事な行事になっている国では、それを静かに迎えることもできていないのが切ないです。