銀座には多くの画廊があります。以前に比べたら、ずいぶん減ったと聞きましたが、まだかなり画廊・ギャラリーは点在しています。


 中には無料公開の美術館という趣きのところもあり、そのひとつが近頃アジア観光客が大勢訪れているブランド店CHANELにあるCHANEL NEXUS HALLです。


 ここの商品を買うために入ることのない私にはちょっと敷居が高いところですが、入店したらさっさとエレベーターに乗って4階のギャラリーへ。


 先日行ったときは「A Myth of Two Souis 二つの魂の神話 ヴァサンタ ヨガナンタン写真展」という展示で、ラーマーヤナにインスピレーションを受けたアーティストの写真・映像作品でした。映画などで観たのとは違うインドの色が写し出され、思ってもみない被写体の切り取り方とか、組み合わせとか、知らない世界が展開していました。



 3月には「ピエール・セネ&春画展」、昨年は「〝In Coude we trust!〟ジャン=ポール・グード展」、その前は「太陽の宮殿 ヴェルサイユの光と影 カール・ラガーフェルド写真展」に行きました。〝春画〟は以前別の展覧会でずいぶん話題になっていましたが、ここでの展示は穏やかでコンセプトがユニークだったし、何より浮世絵の人物構図や彫師、摺師の超絶技巧を堪能できました。グード作品はかつて話題になったCMや広告写真が多くて懐かしく、ファッション・デザイナーのカール・ラガーフェルドが撮った写真作品はモノクロの美しさを見ることができました。



 ここのギャラリーは写真などの2次元作品や映像が多いようですが、「ジャン=ポール・グールド展」のときは会場内にパフォーマーがいました。それほど広くなく、20時までやっているのでふらっと寄るのにいいです。


 中央通り沿いのPOLAのビルの3階にあるPOLA MUSEUM ANNEXもさまざまな展示がされています。ここは店内に入らずにエレベーターで行けます。以前ここで観た『野口哲哉〜中世より愛をこめ て〜From Medieval with Love』は、一度観たいと思っていたアーティストだったのでラッキーでした。プラントハンター・西畠清順の『ウルトラ植物博覧会2016』というのもユニークな展示でした。今、ソニープラザ跡地に西畠プロデュースの空間があります。



 もうひとつ、晴海通りに面したHERMESのLe Forumというアートギャラリーは8階で、ここも店内でなく別の入口になるので、変な緊張はせずに済みます。天井がとても高く、ガラス張りの明るい展示室なので、ちょっと変わった展示がされます。以前観た『「市井の山居」細川護煕展 茶室〝亜美庵社〟設計:藤森照信』という展示が面白かったです。

 

 現在『「みえないかかわり」イズマイル・バリー展』を2020/1/13まで開催中。

 

 買物せずとも、気軽に楽しめるところが銀座にはあちこちにあるのがありがたいです。