◉注目ポイント◉ 

 振り返ると「オプジーボ」「キムリア」「レケンビ」といった高額薬剤をめぐる問題のターゲットとなってきた医薬品には、原価計算方式で算定されたものが多い。「イノベーションを評価するのに、原価計算は馴染まない」といった意見が、製薬業界には根強い。一方で「柔軟な類似薬選定」に対して、かつて支払側は「効能・効果、薬理作用、投与形態などが異なるものと比較するのは違和感がある」と表明していた。