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治験

2023/06/29 会員限定記事 編集履歴

言葉が動かす医薬の世界 12

 「治験」という用語はかなりポピュラーな言葉になってきた。製薬協の治験についてのパブリシティーや新聞を通した治験広告、病院内の治験協力依頼広報、患者会の動きなどを通して、治験という言葉は広く市民権を得つつある。 私のパソコンは3台目であるが治験という言葉がストレートに打ち出せるようになったのは今のパソコンからである。これは治験という言葉の歴史の新しさを物語るものであろう。ちなみに、手元にある広辞苑(第2版、70年11月)には治験という言葉は載っていないが、現行版(5版)には収載されている。 昭和30年代には治験という言葉は製薬企業の関係者のみが使う部内用語(隠語)であった。会議資料は臨床試験と書かれたし、社外では臨床試験と言うのが適切と上司から教えられた。それが時を経るにつけ部内用語から社内用語・業界用語へと広がり、新薬の研究をする臨床家へと浸...  「治験」という用語はかなりポピュラーな言葉になってきた。製薬協の治験についてのパブリシティーや新聞を通した治験広告、病院内の治験協力依頼広報、患者会の動きなどを通して、治験という言葉は広く市民権を得つつある。 私のパソコンは3台目であるが治験という言葉がストレートに打ち出せるようになったのは今のパソコンからである。これは治験という言葉の歴史の新しさを物語るものであろう。ちなみに、手元にある広辞苑(第2版、70年11月)には治験という言葉は載っていないが、現行版(5版)には収載されている。 昭和30年代には治験という言葉は製薬企業の関係者のみが使う部内用語(隠語)であった。会議資料は臨床試験と書かれたし、社外では臨床試験と言うのが適切と上司から教えられた。それが時を経るにつけ部内用語から社内用語・業界用語へと広がり、新薬の研究をする臨床家へと浸透し

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