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2023/06/29 会員限定記事 編集履歴

言葉が動かす医薬の世界 18

 昔は医薬品の宣伝や営業を行う人をプロパーと呼んでいた。プロパーとはプロパガンディスト(Propagandist、宣伝者、伝道者)を略したものである。学術宣伝員とも言われていたが、プロパーという呼称は一般企業のセールスマンや営業マンとは明確に区分されているところに注目したい。薬という使い方の科学の重要な製品を扱う特性を配慮してつけられた名称であろう。大正時代にシルクハットに蝶ネクタイを締め、医師に洋薬の説明を行っていたのがプロパーの元祖であると聞いたことがあるが真偽はつまびらかでない。 製薬企業では医師・薬剤師への薬の宣伝を行う者をプロパー、卸の担当者はセールスと呼び、区分していた。プロパーは医師を中心とした医療関係者を訪問し、自社品の処方増加・販売促進活動を行うとともに、病医院への納入価格の決定や納入卸の選定なども行っていた。会社によりディテール...  昔は医薬品の宣伝や営業を行う人をプロパーと呼んでいた。プロパーとはプロパガンディスト(Propagandist、宣伝者、伝道者)を略したものである。学術宣伝員とも言われていたが、プロパーという呼称は一般企業のセールスマンや営業マンとは明確に区分されているところに注目したい。薬という使い方の科学の重要な製品を扱う特性を配慮してつけられた名称であろう。大正時代にシルクハットに蝶ネクタイを締め、医師に洋薬の説明を行っていたのがプロパーの元祖であると聞いたことがあるが真偽はつまびらかでない。 製薬企業では医師・薬剤師への薬の宣伝を行う者をプロパー、卸の担当者はセールスと呼び、区分していた。プロパーは医師を中心とした医療関係者を訪問し、自社品の処方増加・販売促進活動を行うとともに、病医院への納入価格の決定や納入卸の選定なども行っていた。会社によりディテールマン

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