昨年の中央社会保険医療協議会の継続審議事項である「薬価改定の頻度見直し」(年1回改定)については薬価専門部会の審議が行われている。多くの委員から時期尚早の意見が出された。業界からの意見聴取でも、こぞって頻回改定の不合理性や反対の立場が陳述された。反対論の多いなかでの薬価専門部会の今後の審議と導かれる結論は非常に注目される。 薬価専門部会では続いてもうひとつの継続審議事項である「同一成分加重平均値方式」のテーマが取り上げられようが、これには賛否両論があるうえに、新薬企業への直接的影響が大きく、製薬協にとっては天王山である。 薬価基準の改定のみでなく、少子高齢化社会の到来に伴う社会保障費の削減をめぐる論議が分野を問わず切迫感を増している。 なかでも、医療費抑制策の要である診療報酬や薬価基準のあり方や改定方策は環視の的である。経済財政諮問会議...
昨年の中央社会保険医療協議会の継続審議事項である「薬価改定の頻度見直し」(年1回改定)については薬価専門部会の審議が行われている。多くの委員から時期尚早の意見が出された。業界からの意見聴取でも、こぞって頻回改定の不合理性や反対の立場が陳述された。反対論の多いなかでの薬価専門部会の今後の審議と導かれる結論は非常に注目される。 薬価専門部会では続いてもうひとつの継続審議事項である「同一成分加重平均値方式」のテーマが取り上げられようが、これには賛否両論があるうえに、新薬企業への直接的影響が大きく、製薬協にとっては天王山である。 薬価基準の改定のみでなく、少子高齢化社会の到来に伴う社会保障費の削減をめぐる論議が分野を問わず切迫感を増している。 なかでも、医療費抑制策の要である診療報酬や薬価基準のあり方や改定方策は環視の的である。経済財政諮問会議や