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時間薬理学

2023/08/09 会員限定記事 編集履歴

言葉が動かす医薬の世界 44

 「サーカディアンリズム」とは生体が示す1日のリズムで、日周期リズム、日内リズム、日内変動などという。 昼間に亢進する生体機能としては交感神経、体温、血中コルチゾール、消化管運動、P‐450 活性などがあり、夜に亢進する生体機能には、副交感神経、白血球数、リンパ球数、胃酸分泌、ヒスタミン分泌などが上げられる。 このような人間の生理機能の日内リズムと連動して、薬の効果、毒性、薬物動態にもリズムがある。生体リズムは薬の吸収・分布・代謝・排泄そして薬の効きめに影響を及ぼす。生体リズムと薬の作用・動態との関連性を究明し、どのタイミングで薬を投与するのが、薬の効果と安全性を高めるかを明らかにし、応用する研究を時間薬理学(Chronopharmacology)という。この理論を実際の治療に適用することが時間治療法である。 1日のうち病気の発生しやすい魔の時間帯として知られて...  「サーカディアンリズム」とは生体が示す1日のリズムで、日周期リズム、日内リズム、日内変動などという。 昼間に亢進する生体機能としては交感神経、体温、血中コルチゾール、消化管運動、P‐450 活性などがあり、夜に亢進する生体機能には、副交感神経、白血球数、リンパ球数、胃酸分泌、ヒスタミン分泌などが上げられる。 このような人間の生理機能の日内リズムと連動して、薬の効果、毒性、薬物動態にもリズムがある。生体リズムは薬の吸収・分布・代謝・排泄そして薬の効きめに影響を及ぼす。生体リズムと薬の作用・動態との関連性を究明し、どのタイミングで薬を投与するのが、薬の効果と安全性を高めるかを明らかにし、応用する研究を時間薬理学(Chronopharmacology)という。この理論を実際の治療に適用することが時間治療法である。 1日のうち病気の発生しやすい魔の時間帯として知られている

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