シリーズ『くすりになったコーヒー』

 映画「ふしぎな岬の物語」で吉永小百合さんがネルドリップを淹れました。何とも危なっかしいお点前ではありますが、不思議と美味しそうに見えるのでした。写真は河北新報に掲載された撮影風景ですが、淹れてるシーンもありますよ(→ こちら)。



 映画は10月11日に公開されるそうです。そう言えば「10月1日はコーヒーの日」。〇に1の字のコーヒー豆を見つめていると、なんだか10月1日に見えるのだそうです。ならば、10月11日はセンターカットが2本ある珍しいコーヒー豆ってことですよね?!?!…。本当にあったら凄いです。



 さて、小百合さんの映画が公開されたら、「コーヒーブームに油が注がれる」でしょうか? 巷では一度ついた火が消える気配はありません。格安カップコーヒーから、品不足のブルマンまで、ピンキリ各種のコーヒーが、コーヒーというだけで売れています。


●コーヒー文化学会員も乗り出しました(詳しくは → こちら)。



「このブームに乗らなきゃ損損」とばっかりに有志が集まって開いたのがこのイベント。本来控えめの5人のネル名人が腕によりをかけて、とっておきのネル珈琲を淹れたのです。筆者も5杯いただいて、それはもう2度とない経験させてもらいました。そう言っては何ですが、不思議な岬の喫茶店とはまた一味違うネル珈琲の1日でした。


●滓(第214話)もオイル(第215話)もシャットアウトするネル。ペーパードリップ同様にお引き立てください。美味しさに加えて、体に抜群の効能をもたらすこと請け合いです。


(第217話 完)


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