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当面は緊急使用も焦点は薬価の「値付け」

政府の切り札「新型コロナ経口薬」も外資主導

2021年9月1日号

 8月26日、東京・永田町で自民党総裁選に立候補し、記者会見した自民党の岸田文雄前政調会長は、感染爆発の第5波にある新型コロナウイルスの対策について、菅義偉首相との姿勢の違いを見せつつ、こう強調した。 「ゼロコロナではなく、ウィズコロナが当面の目標だ。(季節性のインフルエンザのように)通常の医療機関で対応するには、経口治療薬が普及していかないといけない。新しい年に向けては、ウィズコロナの体制を考えていくことが大事」  もはや詳細な解説は不要だが、政府や自治体の新型コロナ対策への信頼感は地に堕ちたままだ。直近では東京都で予約なしのワクチン接種会場を開いたはいいものの、若者が殺到し、余計な「密」の状況をつくった。政府は中外製薬(米リジェネロン)の抗体カクテル療法「ロナプリーブ」について、入院患者のみから、宿泊療養対象者、外...  8月26日、東京・永田町で自民党総裁選に立候補し、記者会見した自民党の岸田文雄前政調会長は、感染爆発の第5波にある新型コロナウイルスの対策について、菅義偉首相との姿勢の違いを見せつつ、こう強調した。 「ゼロコロナではなく、ウィズコロナが当面の目標だ。(季節性のインフルエンザのように)通常の医療機関で対応するには、経口治療薬が普及していかないといけない。新しい年に向けては、ウィズコロナの体制を考えていくことが大事」  もはや詳細な解説は不要だが、政府や自治体の新型コロナ対策への信頼感は地に堕ちたままだ。直近では東京都で予約なしのワクチン接種会場を開いたはいいものの、若者が殺到し、余計な「密」の状況をつくった。政府は中外製薬(米リジェネロン)の抗体カクテル療法「ロナプリーブ」について、入院患者のみから、宿泊療養対象者、外来患

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