「投票日に、私の名前は書いたらあかんで」
オールドメディアと呼ばれる新聞やテレビの記者たちを「事実を書かない無能」呼ばわりし、彼らが、斎藤氏やその側近の前副知事らを「拷問、リンチ、いじめ」ているのだと説く。
「メディアが報じないから僕が真実を知らせるために立候補したんですよ」「新聞記者らは既得権益にしがみつき、国民をコントロールしてきた本当に怖い奴らですよ。いままで国民を洗脳してきた」
そして告発文を作成し、のちに自死したとされる西播磨県民局長(当時)についても容赦がない。
「名誉棄損や偽計業務妨害で刑務所に行かなあかん。徹底的に追及しなきゃいけない悪い奴。なのにその人が自殺したからといって美化している」
県民局長が在籍中に公用パソコンでつづったという非倫理的なプライバシーも暴露したうえで、「処分されて当然でしょ」と話すと、聴衆からは拍手が沸き起こる。
立花氏は、告発した県民局長や真実を知らせないオールドメディア、そして斎藤氏の前の県政を「既得権益」と切り捨て、さらには告発内容の真偽を調査するために設けられた県議会の百条委員会もひっくるめて「悪」の烙印を押す。それに抵抗して改革にまい進してきた斎藤氏こそが正義で、パワハラやおねだりは「全くなかった」と断言する。